基板実装の重要性と役割

基盤実装とは

基盤実装の役割

基盤というのは電子機器などの内部に入っている多数の部品が取り付けられている板のことです。基盤は電子機器が動作する上で非常に重要な役割を果たしています。

そして、電子機器を製造する現場では、基盤実装という作業が行われています。基盤実装というのは、プリント基板に電子部品のハンダ付けをする作業のことです。プリント基板は、配線だけが付いていて、電子部品がまだハンダ付けされていない状態の基盤のことです。プリント基板のままだと、電子部品に電気が通っておらず各部品がつながっていません。

また、各部品が固定されていないため、動かすとずれてしまう可能性もあります。ハンダ付けをすることで、電気が供給され各部品がつながり、動作するようになります。それに加えて、部品がずれてしまわないように固定することも基盤実装の役割です。

基盤はスマホやパソコンなどの電子機器はもちろんのこと、エアコンやテレビなどの家電製品にも使われています。

基盤実装は重要な作業

電子機器にしても家電製品にしても、基盤は外から見えないようになっています。

そのため、基盤実装の重要性をあまり認識していない人も多いかもしれません。スマホであれば、画面など見える箇所の方が重要に思えてしまうでしょう。家電製品であれば、動いている部分に目が行きがちです。

しかし、基盤に取り付けられている部品が稼働しているからこそ、スマホの画面が移り、家電製品も動きます。そのため、電子機器や家電製品において、基盤が果たす役割は非常に大きいです。電子機器の製造工程においも、基盤実装の重要度は高いと言えます。

また、基盤実装は簡単な作業と思われがちですが、意外と難しい作業です。ハンダ付けの作業においては、かなり狭い部分に対して行うこともあります。

別の部品とつながってしまわないように注意深く作業しなければなりません。もし、別の部品とハンダでつながってしまうと、回路が正常に機能しなくなってしまうため重要な作業です。